仮面女子やPASSPO☆も姫乃たまも?少女たちの過剰な承認欲求(2)

姫乃たまの写真

前回、”地下アイドル”と言われているみなさんの

大変な実態を見てきました。

 

仮面女子PASSPO☆のように売れている人たちは

ほんの一部で、もしかすると多くの少女たちは

姫乃たまさんが書いているような、大変な境遇に

陥っているのかも知れません。

 

多分、最初から”地下アイドル”を目指した人は

いないと思います。

今回はなぜ彼女たちが、そうまでしてアイドルに

なりたがるのか、その原動力となっているらしい

「承認欲求」というものを探って行こうと思います。

スポンサーリンク


承認欲求とは

承認欲求には2つのタイプがあります。

他者承認他人から認められたい)と

自己承認(自分の存在が、理想とする自己像と

重なるか・今の自分に満足しているか)です。

 

「マズローの5段階欲求説を学んだことの

ある方もいると思いますが、その4番目の

欲求になります。

マズローの5段階欲求説の図

 

ここで問題になるのは、他人に認めてもらいたい、

という承認の欲求ですね。

 

人間には自分のことを無条件で受け入れてくれる存在(経験)が必要です。

これがなければ『自分はもともと価値のある存在である』『愛されている存在である』という、自己を肯定する自覚(ベーシック・トラスト「基本的信頼」)を持てません。

 

この自己に対する信頼と、社会や周囲に対する安心感が持てていないと、必要以上に他者の承認に頼ることになってしまうわけです。

 

相対的に自己肯定感が低く自分に自信がなく周囲に合わせる傾向の強い日本人特性はこの辺りからきているのかもしれません。

引用元:モチベーションアップの法則

 

日本の社会は「空気を読むこと」が社会生活の必須

条件であるかのように思うことがあるんですが、私

は、それがとっても窮屈になったりします。

闇の中を進んでいるイメージ

主人は「空気は俺が作る」と言ってます。

羨ましい性格だなあ・・・

いや、それだけ苦労してきたのかな….。

 

近年の若者の承認欲求の強さは格差社会の副産物

エッセイストでソーシャルコラムニストの

鈴木かつよしさんが、ご自身のブログで

上記の言葉を紹介しています。

出典:パピマミ

 

これは、「町の精神科医」を自称する

都内在住のT先生言葉だそうです。

 

また、精神科医の斎藤環さんは、

『承認をめぐる病』という本の中で、

今の我が国の若者たちは衣食住に象徴されるような物や食などへの基本的な欲求よりも、「他者から認められたい」との思いで生きている

と指摘されています。

T先生と斎藤環先生は、今の”格差社会”

「若者の過剰な承認欲求」を生んでいると

考えてらっしゃるようですね。

 

格差社会がなぜ若者の承認欲求を過剰にするのか

「自分とは何か」

哲学の課題みたいですが、私も青春時代は特に

このようなことを考えざるを得ませんでした。

 

ほとんどビョーキのように考えていました。

それで本も漫画もたくさん読んだし、詩も

読んでみたり、映画も観ました。

悩みのイメージイラスト

多かれ少なかれ、ほとんどの人は考えるんじゃ

ないですかね。

 

これは大昔からの「若者の課題」みたいに思って

いましたが、今は一体何が起きているんでしょうか。

先ほどの斎藤環先生は、

このようにおっしゃっています。

若者に特有な「自分が何者であるか」という”実存の不安”を解消してくれたものは、1970年代までは思想や宗教だった。

その後は若者をアイデンティティクライシスから救うツールは心理学に取って代わり、今はそれが「その人のキャラ付けに基づいたコミュ力によって評価される承認の度合い」になった。

 

ふーん、確かに、時代の変わりようったら、

ものすごいスピードで進んでるもんね。

人間はそんなにすぐに進化できないんだから、

無理もくると思うよ。

 


スポンサーリンク


嫌われる勇気

古賀史健・岸見一郎著の、異例のブームに

なったアドラー心理学の本ですね。


私も読みました。

最初はなかなか受け入れ難かったです。

でも、「課題の分離」というところは

すんなり頭に入ってきました。

自らの生について、

あなたにできるのは

「自分の信じる最前の道を選ぶこと」、

それだけです。

一方で、その選択について

他者がどのような評価を下すのか。

これは他者の課題であって、あなたには

どうにもできない話です。

 

そうなんですよね。

他人が私のことをどう思うかは、私にはどうにも

できないんですよね。

だけど、私もどっちかというと、どう思われるか

ばっかり気にして、

「嫌われないように」

しようとして、疲れてしまいました。

確かに嫌われることは苦しい。

できれば誰からも

嫌われずにいきていきたい。

でも、全ての人から嫌われないように

立ち回る生き方は、不自由極まりない

生き方であり、同時に不可能なことです。

そして対人関係における自由のコストとは、

他者から嫌われることなのです。

「ニコニコ生放送」で脱ぐ娘たち

「ニコニコ生放送」に限らないんですが、動画で

脱ぐところを見せたり、ヌード姿の写真をネット

上にアップする若い女性がとても多いんです。

悩む少女のイメージイラスト

「なんて危険な!」と思いますが、おそらく、

その人たちも「承認欲求」に振り回されて

いるんでしょう。

 

出会い系サイト」でも同じで、被害にあって

しまう若い女性が、後を絶たないようなんです。

 

これについて、このように言っている人がいま

した。

ニコ生で「子供が被害を受けているからやめさせろ」ではなくて、どこから逃げてそこに来ているのかという観点が抜けると、逃げ場を閉ざされた子供には地獄しか残らない

引用元:togetter

 

うん、そうだと思う。

地下アイドルの人たちだって同じだよね。

(もちろん全員と言ってるわけじゃありませんが)

 

ただ、前回紹介した、地下アイドルを自称する

姫乃たまさんも、その著書

『潜行〜地下アイドルの人に言えない生活』

を書いたのは

「自身の“承認欲求”と戦う女の子たちの

存在を知ってほしかった」

からだとはっきり言っていますし。

実体験からくる言葉は強いですね。

やはりこれは、社会の問題と言わざるを

得ないと思います。

 

こちらは、かつて地下アイドルをしていた人の

告白です。

私は運営の人(既婚者男性)にバストを

知りたいという理由で胸を触られました。

前はアイドルになりたくて必死だったし

その人のことを信じていたから断りませんでした。

でも今考えたらおかしいですよね。

思い出したら手が震えます。

 

こんな大人(運営の人)はダメですよ!

昨今、本当にこの手の事件が多いけど、

ダメよダメダメ!!

 

最後に、心理学者の加藤諦三先生が

「テレフォン人生相談」の中で紹介されていた

言葉がとても好きなので、ここに載せさせて

くださいね。(時々聞くんですこれ)

 

”自分自身であることは人間の使命である”

・・・・・・・・・・・・・・・・ロロ・メイ

 

ロロ・メイ(1909~1994)

アメリカの心理学者・臨床心理学者。

アメリカにおける実存心理学の開拓者。

人間性心理学を代表する一人とされている。

 

仮面女子やPASSPO☆も姫乃たまも?少女たちの過剰な承認欲求(1)

最上もがのすっぴんは可愛い?脱退は情緒不安定かメンバーとの不仲か?

 

「嫌われる勇気」

まだ読んでいない方にぜひ。

まとめ

承認欲求というのは、本来当たり前に持っている

ものですね。

 

でも、それを過剰に求める、アイドルを目指す少女

たちの現状からは、寂しい少女たちを寂しい大人た

ちが貪っている・・

そんな構図が見えてきてなりません。

 

アイドルというものが全部悪いとは言えませんが、

この状況は、何かが異常です。

 

「格差社会」と言われて久しいですが、この社会は

あまりに人間を商品化していないでしょうか。

 

「嫌われる勇気」がこんなに流行ったのがなぜなの

か、もっと考える必要があると、つくづく考えさせ

られました。

スポンサーリンク


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です