グレイテストショーマンの評価とアメリカ黄金時代のミュージカル映画!

P.T.バーナム

昨年の『ラ・ラ・ランド』に続き、またまた

ミュージカル映画の話題作です。

 

『グレイテスト・ショーマン』の主演はヒュー・

ジャックマン、劇中曲の作詞を『ラ・ラ・ランド』

ベンジ・パセック&ジャスティン・ポール

担当しています。

 

それにしてもこの映画に対する評価が面白い!

今日はこの『グレイテストショーマン』を題材に

語っていこうと思います。


公開後10週連続トップ10入り、『ラ・ラ・ランド』を超える興行収入50億突破の大ヒット作で、一部劇場ではまだ上映中の『グレイテストショーマン』、早くもU-NEXTで配信開始!
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映画『グレイテストショーマン』

伝説の興行師、P・T・バーナムの波瀾万丈の

人生を描いたミュージカル。

 

19世紀半ばのアメリカで、貧しい少年期を過ご

し、幼馴染みのお嬢様・チャリティと結婚した

バーナムは、挑戦と失敗を繰り返し、唯一の個性

を持つ人々が活躍するショーを成功させたが、

型破りなショーには反対派が存在し、社会に認め

られずにいた・・・。

 

主演のヒュー・ジャックマン『レ・ミゼラブル』

(2012)以来のミュージカル出演。

 

でも当初、批評家からの厳し〜い評価が。

Rotten Tomatoes(辛口の評価で知られています)

では、約半分の批評家が否定的な評価だったそう

です。

 

そのうえクリスマス時期の公開とあって、話題作

が目白押しなものですから、観客は最初、集まり

ませんでした。

 

ところが映画を観た人々が、自主的に口コミをSNS

で拡散し始め、やがて大ヒットになったんです。

 

しかもサウンドトラックもアメリカ・イギリス・

オーストラリアのポップチャートで第1位、iTunes

でも75ヶ国で第1位を獲得した上、売上記録を評価

されて「ゴールドディスク」にも選定されました。

 

さらにキアラ・セトルによる劇中曲「This Is Me」

第75回ゴールデングローブ賞最優秀歌曲賞に!

第90回アカデミー賞の主題歌賞にもノミネート

されています。

 

P・T・バーナム

ヒュー・ジャックマンが演じるのは、19世紀に

実在した興行師のP.T.バーナム(1810年7月5日

– 1891年4月7日という人物です。

お父さんは宿屋兼商店の主人で、彼も商店主に

なったのですが、当時アメリカで流行っていた

宝くじブームにのせられ事業に失敗。

 

1829年に週間新聞『ザ・ヘラルド・オブ・フリー

ダム』を創刊するも、名誉毀損訴訟及び訴追の結果

、収監。

 

1835年に、ジョージ・ワシントンの元乳母で160歳

を超えていると言われていた黒人奴隷の女性、ジョ

イス・ヘス(実際には70歳前だったようです)を

買い取って見世物にしたことが興行師としての人生

の始まりでした。

 

ここまでで、バーナムという人の人間性は何となく

わかりそうですが、地道に生きることに生きがいを

見出せなかったようですね。

 

1855年に興行界から引退したものの、借金返済に

追われたため、1857年に興行師・展示館経営者とし

て復活。

 

1871年、ニューヨーク市ブルックリンの「バーナム

のアメリカ博物館」で、サーカス・動物園・フリー

クス(障害のある人)・蝋人形展示をない交ぜに

して巡業させる「地上最大のショウ」を設立。

バーナムの死後(1907年か1909年)にリングリン

グ兄弟がこのサーカスを買取り、リングリング・

ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー

・サーカス(アメリカで有名なサーカスで、解散

まで自前のサーカス列車で巡業していた)になり

ました。

2017年5月をもって解散しています。

 

映画『地上最大のショウ(The Greatest Show on Earth)』

1952年のアメリカ映画で、監督はセシル・B・

デミル

この題名はP・T・バーナムが宣伝文句として

使い始めたそうです。

 

もちろん舞台はリングリング・ブラザーズ・アン

ド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカス

 

空中ブランコ乗りのホリーとザ・グレート・セバ

スチャン、ショウの公演監督でサーカス経営者の

ブラッド・ブレイデンの3人が主人公。

 

3人の三角関係を、迫真のアクロバット演技、

サーカス団を載せた列車のスピード感あふれる

走行シーンがドラマチックに盛り上げます。

まさに絢爛豪華!

 

さらにボブ・ホープビング・クロスビー

サーカスの観客として特別出演しています。

1952年のアカデミー作品賞と脚本賞を受賞。

 

全米でも日本でも、年間興行成績第1位を記録

しています。


『地上最大のショウ』U-NEXTでお楽しみ頂けます!これぞハリウッドの神髄!これこそ娯楽映画!サーカス映画の決定版!

こちらの映画も比べて観ると、なかなか

楽しめるのではないでしょうか。

 

豪華なミュージカル映画全盛期とアメリカ

米映画サイトThe Playlistは、2017年1月10日

までに公開されたミュージカル映画のベスト

50を発表しました。

1.「雨に唄えば」(1952)
2.オール・ザット・ジャズ(79)
3.「シェルブールの雨傘」(64)
4.「ウエスト・サイド物語」(61)
5.キャバレー(1971)(71)
6.「オズの魔法使」(39)
7.「美女と野獣(1991)」(91)
8.「マイ・フェア・レディ」(64)

9.「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」(2001)
10.「サウンド・オブ・ミュージック」(1965)
11.「有頂天時代(1936)」(36)
12.「巴里のアメリカ人」(51)
13.「メリー・ポピンズ」(64)
14.「ラ・ラ・ランド」(2016)
15.「ファニー・ガール」(1968)
16.「トップ・ハット」(35)
17.「ショウ・ボート(1951)」(51)
18.「ジャングル・ブック(1967)」(67)
19.「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(2000)
20.「スタア誕生(1954)」(1954)
21.夢のチョコレート工場(71)
22.グリース(78年)
23.「カラミティ・ジェーン」(53)
24.「踊る大紐育」(49)
25.「Cabin in the Sky」(43)
26.「魔法にかけられて」(2007)
27.「ファントム・オブ・パラダイス」(1974)
28.「紳士は金髪がお好き」(52)
29.「若草の頃」(44)

30.「上流社会」(56)
31.「カルメン(1954)」(54)
32.「四十二番街」(33)
33.「世界中がアイ・ラヴ・ユー」(96)
34.「シカゴ」(2002)
35.ダウンタウン物語(1976)
36.「ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ」(42)
37.「The Music Man」(62)
38.「ビートルズがやって来る ヤア!ヤア!ヤア!」(64)
39.「恋の手ほどき(1958)」(58)
40.「サウスパーク/無修正映画版」(99)
41.「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」(86)
42.「王様と私」(56)
43.「ONCE ダブリンの街角で」(2006)
44.「ザ・マペッツ」(11)
45.オリバー!(1968)
46.「野郎どもと女たち」(55)
47.「ストーミー・ウェザー」(44)
48.チキ・チキ・バン・バン(68)
49.「Pennies from Heaven」(81)
50.「バンド・ワゴン(1953)」(53)

全部知っている人は、そうとうの映画好き。

太字にしたのは、ミュージカル映画の全盛期と

いわれた1940年代頃から1960年代に作られた

アメリカの作品です。

 

この時代のアメリカは、第二次世界大戦後は国際

的な緊張関係もあったものの、特に1955年以降は

白人中流階級にとっては、高給取りが増え、家電

製品が溢れ始め、大型高級車を乗り回すなど、

安定と繁栄の時代でした。

 

最近、アメリカでミュージカル映画が持て囃され

ているような気がするのですが、もしかすると

「夢よもう一度」みたいな、かつてのアメリカを

取り戻したいような気持ちがあるのかな、と

考えたりします。

 

どっちかというと、映画の黄金期を取り戻したい

ということかも。

 

そういえば『地上最大のショウ』はこの中には

入ってないんだなあ。

 

ここまで書いておいてなんですが、私、ヒュー・

ジャックマンのことはそれほど好きというわけ

でもないんです。

ヒューウルヴァリンでいいのよって感じで)

 

『レ・ミゼラブル』の映画は全くつまらなかった

し(舞台の方は素晴らしかったです)。

 

ついでにいうと『ラ・ラ・ランド』も実は・・・。

 

だけど『グレイテストショーマン』は口コミで

広がったというのが面白いので興味を持ちました。

 

批評家が批判したものが、一般の人には受け入れ

られるのって、なんか小気味いいじゃありません

か?

 

ミュージカル映画のような豪華なものは、本当は

映画館の大スクリーンと音響で味わいたいところ

です。

 

幸いにもまだ上映しているところがあるので、

まずは映画館で、そして家では配信で、何度も

見直せるのがいいですね!

 

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まとめ

『グレイテストショーマン』の監督は、これが

映画デビュー作のマイケル・グレイシー

 

なんと「NARUTOーナルトー」のハリウッド版

実写映画の監督を務めるとのことですが、現段階

ではまだ脚本に取り掛かっているところのよう

です。

 

ところで、『グレイテストショーマン』と同じく

障害のある方々が出演しているアメリカ映画に、

1932年の『Freaks』というのがあります。

公開当時は全米で失神者続出、妊婦が流産する

など世間に大変なショックを与えたということで

、イギリスでは公開から30年の間、公開禁止と

なっていたそうです。

 

この時代だったらそうでしょうね。

むしろ、よく作れたものだと思います。

今でもどうでしょうか。

 

監督のトッド・ブラウニングはこれ以降、仕事

に恵まれず、キャリアを閉ざすことになります。

 

1994年にはアメリカ国立フィルム登録簿に登録

され、アメリカのフィルム遺産としてアメリカ

議会図書館に保存されているとのこと。

 

日本での公開は1932年(昭和7年)11月で、

公開時のタイトルはなんと『怪物團』!

 

2005年にはデジタルリマスター版がリバイバル

上映されたそうです。

 

観客には怖いもの見たさいう気持ちが先立つとこ

ろがあったでしょうけど、サーカスというのは

彼らが唯一自分の力で生きていける世界だった

というのが、『グレイテストショーマン』

言いたいところでもあったでしょう。

 

批判するだけで、じゃあ彼らに対して何かして

くれたのかというと、そんなことはなくて結局

知らんぷりの方々も多かったのでは…。

 

単純に映画を楽しんだ後は、そういった、

自分の身の回りにはいないかもしれないけど

今この瞬間にも生きているマイナーな人たちの

ことを考える時間を持ってみるのもいいかも

しれません。

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