Nectomeは脳の冷凍保存サービス会社?本当に100万円でできる?

アルデヒド安定化冷凍保存(ASC)処理された脳

昔、手塚治虫さんの漫画「ブラックジャック」

中に、人体の冷凍保存をしてもらって未来に希望

を託す、難病の日本人の男女の話がありました。

 

ロシア(当時はソビエト連邦)ではその技術は

既にあって、ブラックジャックは手術の報酬の

代わりに、その二人の冷凍保存を頼むんです。

 

子供の私は、ロシアでは密かに人間の冷凍保存が

行われているんだと思っていました。

指導者とかお金のものすごくある人だけは。

 

最近、そのサービスを、「脳」に限って行う会社

が出てきたと言うんです。

本当!?

これは調べてみなくっちゃ!

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人体冷凍保存は既にあった!

実際に毛沢東金日成、金正日などが冷凍保存

されていると言われています。

 

ということは、やはりロシアですかね?

それとも中国で?

維持費が年間1億円以上かかるんだそうです。

 

アメリカの有名メジャーリーガー、テッド・

ウィリアムズが冷凍保存されているのは有名なん

だそうです(私は知らなかっったけど)。

打席で構えているTed Williams

テッドは自分の死体を冷凍保存したいと遺言を

残したのですが、長男はその意思を尊重、長女は

火葬して遺灰を海にまくことを望んだため、最終

的には頭部のみ、アルコー延命財団で冷凍保存

されているそうです。

 

長男も冷凍保存されているようです。

(急性白血病で亡くなっています)

 

2016年時点で、世界全体では約350人が冷凍保存

されているというんですから、もう現実の話なの

でしょうか?

 

脳の冷凍保存は本当にある?

人体の冷凍保存がもうあるんなら、脳の方もある

はずですしょ?

と思うのは、シロウトだからでしょうか?

だって、テッドさんは脳だけなんだし。

 

今回のNectomeが提供するのは、

将来的にコンピューターへ意識のアップロードが可能となった場合に備えて、人間の脳をまるごと長期冷凍保存する

というものなんだそうです。

 

もしかすると、アルコー延命財団

液体窒素による超低温下でヒトの遺体を冷凍保存

という方法は、不完全なの?

その辺の答えは無いですが…

 

Nectomeは、シリコンバレーにオフィスを構え、

脳の冷凍保存を行い、将来的にその脳をデジタル

し、記憶や意識をクラウドにアップロードする

サービスの提供を予定しているんだそうです。

 

そういうSFはあったけど、将来は本当に出来そう

なのかもしれません。

 

Nectomeの予定では、

  1. Nectomeは、2020年代に人間の脳の保存用プロトコル(原案)を開発。
  2. 2021年直前には、マウスからの高レベルの記憶を抽出。
  3. そして、2024年以降には完全に保存した脳を使用してシュミレートされる。

とのこと。

 

このNectomeの共同創業者はMichaelとRobert。

二人ともMIT(マサチューセッツ工科大学)

機械学習や人工知能について学んだエリートです。

  • マイケルの顔写真

    Michael(マイケル)

  • ロバートの顔写真

    Robert(ロバート)

MITメディアラボという名前なら、NHKのEテレで

TEDの番組を見たことがある方なら、ご存知で

しょう。

 

伊藤穰一(いとうじょういち)さんとスプツニ子

さんが出てきて、紹介していますよね。

  • 伊藤穰一の顔写真

    伊藤穰一

  • スプツニ子の顔写真

    スプツニ子!

伊藤 穰一
1966年〈昭和41年〉6月19日 - 58歳
ベンチャーキャピタリスト、実業家で、マサチューセッツ工科大学教授・MITメディアラボ所長である。
Joiを愛称としている。
Sputniko!、スプツニ子!
本名は尾崎マリサ優美 1985年7月1日 –  32歳
東京を拠点に活動するアーティスト。
東京大学特任准教授(生産技術研究所RCA-IISデザインラボ所属)、元マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ助教(2013年〜2017年)。所属事務所はボン イマージュ。
ベンチャーキャピタル
ハイリターンを狙ったアグレッシブな投資を行う投資会社(投資ファンド)のこと。
未上場企業に投資し、ファンドの運用報酬も収益源とする事業
投資ファンド
複数の投資家から集めた資金を用いて投資を行いそのリターンを分配する仕組み

アルコー延命財団の保存方法は、未来における

蘇生に望みをかけて、極低温で人体を保存する

技術です。

 

Nectomeのばあいは、脳の防腐処理を施した上で、

グルタルアルデヒドという薬品と不凍液を、血管

を通して新鮮な脳に流し込み、脳の微細な構造を

安定化させます。

 

次に、アルデヒド安定化冷凍保存(ASC)という

技術を用いることで、数100年〜数1000年は

脳の保存が可能になるそうです。

 

そして、いつか将来、脳を解凍しスキャンさせ、

コンピューターシミュレーションとして再生さ

せるというものだそうです。

 

ただしこのアルデヒド安定化冷凍保存(ASC)は、

蘇生を目的とした冷凍保存法ではないため、これ

で脳の長期保存処置を受けるということは、生物

学的には死ぬということになります。

 

えー、つまり生きている間に脳をこの方法で処理

しないといけないわけね。

倫理学的に難しいだろうなあ。

 

ここまで聞くと、例えば自分の愛する人が先に

亡くなったとしても、自分が生きているうちに

またその人と話せたりするわけではないし、

かりに自分の脳も保存してもらったとしても、

身体がないのではつまんないような気がして

きました。

 

だって今の自分が「ああー、また会えたのね!」

と感激できるってわけでもないみたいな。

 

もしかしたら、意識が再生できたらそう思うのか

もしれないけど、私自身が死んじゃってるなら

もういいや。

やっぱSF過ぎましたね、今の私には。

 

どうやるの?

Nectomeでも、実際にクラウドに意識がアップ

ロードされるのは、将来その方法が開発されて

からということですが、ではそこまで脳をとって

おく保存方法のアルデヒド安定化冷凍保存(ASC)

というのは確かなものなんでしょうか?

 

ASCは、グルタルアルデヒド(殺菌消毒薬の一つ)

という薬品を、血管を介して新鮮な脳に流し込み、

さらに不凍液も流し込んだ後に冷凍するという

技術で、数百年間にわたって脳を保存することが

可能だそうです。

 

Nectomeは、2018年2月に高齢女性の死体を手に

入れ、その脳をASCで長期保存できる状態にする

ことに既に成功したそうです。

 

この女性の脳は死後2.5時間で処置され、人間の脳

として初めてASC処理をされた脳です。

ただし死んだ後の脳です。

そりゃあ、生きている人で実験するわけにもいかな

いでしょうからね。

 

いつかMichaelとRobertのどちらかが、もし不治の

病なんかになったとしたら、「自分で実験してくれ」

とか言いそうです。

 

The Brain Preservation Foundation(脳保存財)

の理事長で神経科学者のケン・ヘイワース氏

脳が死んでいても、それはコンピューターの電源が単にオフになっているようなもので、情報が脳から失われるという意味ではない。

と語っています。

 

意識の基となっている(であろう)コネクトーム

は死んでも保存されているからだそうです。

 

コネクトームというのは、神経細胞のつながりを

地図みたいに表したもの。

connectome

人間の脳は1000億個以上のニューロン(神経細胞)

が複雑に絡み合って、1兆以上を超える、巨大な

つながり(神経回路)を作っています。

 

2003年に解読が終了したヒトゲノムよりもかなり

複雑な情報で、その解析にはものすご〜く時間が

必要ということです。

ヒトゲノム
ヒトの遺伝情報の1セット。
ヒトゲノムは核ゲノムとミトコンドリアゲノムから成る。
核ゲノム
細胞の遺伝情報の保存と伝達を行い、ほぼすべての細胞に存在する。

このコネクトームをコンピューターの中で再現する

ことができれば、人間の意識をコンピューター上に

再現できるのではないかという「推論」もあるとの

こと。

 

まだちゃんと分かってはいないんですね。

おヒマな方、興味がある方は見てみて〜。

で、それが出来るようになった未来に備えて、

脳の、この大変なニューロンを壊さないように

ちゃんととっときますよ〜というサービスな

わけね。

 

ただし!

Nectomeは冷凍保存技術を100%確立したとは

いえない状態で、正式なサービスはまだ提供

されていません。


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予約は可能!

希望者は1万ドル(約110万円)で予約が可能!

予約後に考えが変わったら、100%の払い戻し

にも応じるんだそうです。

 

既に25人が申し込んでいて、Nectomeに1200万円

の出資をしているY Combinator創立者のサム・

アルトマン氏もそのひとりだそう。

 

こんな映画もありました。

別の人間に頭脳を転送する話。

2015年のアメリカ映画です。

さすがアメリカ、すでに映画にしてたんですか。

 

 

反対意見も

あなたを維持するためにあなたを殺すために持っているスタートアップ-ここでは、バズ の背後にある

反対意見は当然ながらあります。

医学雑誌に掲載される前に一部サービスが予約できているというのは倫理的に問題がある

脳を保護するという名目で自殺する人をあおってしまうのではないか

など。

自殺をあおるかも、というのはありうると思う。

 

お金持ちなら出来る・・・というか、100万円

できちゃうんだよね!

もっとバカみたいに高いかと思ってたよ。

 

このために、自殺する前にお金貯める人が出て

くるかもしれないし。

 

アルコー延命財団の方は、全身を保存する料金が

20万ドル(約2260万円)、頭部のみで(ニューロ

:神経保存と呼ばれている)8万ドル(約905万円)

(ペットの冷凍保存も受け付けているそうです)

 

Nectomeはこの批判を受け止め、社のスローガン

「あなたの意識を保存する」から「あなたの意識

を保存するという目標にコミットする」という表現

に変えたそうですが。

 

また、MIT(マサチューセッツ工科大学)は、

Nectomeとの関係を断ちました。

MIT は、安楽患者への脳のアップロードサービスを提供するスタートアップとの関係をカット.

MITとの関係がNectomeに信ぴょう性を与えている、

とは今まで批判されてきました。

 

MITメディアラボEdward Boyden教授

Nectome社への国の補助金の形で、金を受け取っ

ていたこともわかりました。

 

今回Media Labは声明を発表しtています。

同社のビジネスプランの科学的前提と、同社が発表している一部の声明を”検討した結果、“両者の合意に基づき、MITとNectomeの協同関係を終結する。

 

Media Labによると、政府の助成対象になって

いた研究プロジェクトは、Nectomeの化学的

側面と、Boydenグループの発明になる「拡張

顕微鏡技術」を組み合わせて、基礎的科学と研究

目的のために、マウスの脳のより良質な視覚化を

得る”ことだったようです。

 

Boyden教授Nectome社の間に、金銭や契約

などをめぐって個人的な関係はなかったとのこと

です。

 

そして最後に、Nectomeの背後にある科学に

ついて、

「Media Labは、脳の保存と未来におけるアップ

ロードの可能性を全面的に否定はしないが、

科学確証はまだない」と示唆しているようです。

 

同社のWebサイトには「最近の報道への応答」

いうページがあり、脳に対する処置の実行は

今後のさらなる研究の後になることが示唆されて

いるようです。

人間の脳の臨床的保存には人類にとって大きな利点の可能性があるとわれわれは信じているが、しかしそれは、医学と神経科学の専門家からの入力をもとにオープンに研究開発された場合に限る。
現時点で生体保存を急ぐことはきわめて無責任であり、今後の正しい方式の採用を妨げるものになる、とわれわれは信ずる。

大昔から「不老不死」への憧れは

人間を捉えていますね。

 

いつか本当に実現するんでしょうか。

でも私はそうなって欲しくないなあ。

 

主人は坐骨神経痛で、毎日脚が痛いと言っている

ので、いっそのこと人工の脚に取り替えたほうが

早いのかとも思いますが、それと「不死」とは

違うんです。

 

ヒットラーがずっと生きていても嫌だし。

それに世界が進まないように思って…。

難しいな。

まとめ

脳のアップロードはいつか可能になるんで

しょうか。

 

ロボットを作りたい人たちも当然、脳の研究を

しているし、医学の分野でも研究しているし、

いつかは実現するのかも。

 

子供の頃『未来世紀ブラジル』という映画を見て、

途中で「死なせてくれえ〜」という老人たちが

たくさん踊っているシーンがあったような気が

するんですが、あれで「死ねないってそんなに

嫌なことなのかな」と考えちゃったんです。

(違ってたらごめんなさい)

 

大人になってから確かもう一度観たら、

ロバート・デ・ニーロが出ていて、びっくりした

思い出があります。

(それでも確かに覚えてないっていうのが

脳の不思議!)

 

それにしても、不老不死を考えるより、この世を

もっと良くすることを考えたいね。

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