渡辺正昭監督の出身高校・大学はどこ?体罰の内容や部の成績は?

渡辺正昭

日本の体育会系部活動は、根本から間違ってきた

ようです。

 

今度は日本体育大学(日体大)の陸上部。

9月12日、陸上部の渡辺正昭駅伝監督(55)が部員

に暴力行為などのパワーハラスメントを行っていた

として、11日付で解任されました。

 

渡辺正昭監督は、5年前にも同じような問題を起こ

していたようなんです。

 

それがなぜまた同じことを繰り返せる環境に?

教育界はどうなってるの?

一体何があったのか、調べてみることにします。

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渡辺正昭氏のプロフィール

本名  :渡辺正昭(わたなべ まさあき)

出身地 :愛知県新城市

生年月日:1962年11月22日(55歳)

学歴

出身高校愛知県立新城東高等学校

高校時代の部活はわかりませんが、おそらく

陸上部だったのではないでしょうか。

 

出身大学日本体育大学

駅伝の選手でした。

成績は、1984年の第60回大会の6区で4位(1:01:51)

日体大は総合2位になっています。

 

職歴

大学を卒業後、愛知県立一宮高等学校に赴任し、

陸上部の監督になっています。

 

1993年から愛知県立豊川工業高等学校に赴任。

一度も異動することなく、優秀な男子中学生を

スカウトするなどして弱小チームだった陸上部

を全国大会出場の常連校にしました。

 

特に男子陸上部は、2011年まで14年連続で、

全国高校駅伝出場するまでに。

2004年(平成16年)には準優勝、2005年(平成17年)

は3位に入り、2006年には2年連続3位に。

 

日本人のみのチームの中では、3年連続最高順位

となったのです。

 

この間、2009年には部員にデッキブラシで体罰を

加えたとして処分を受けたのですが、勤務はその

ままでした。

しかし2013年(50歳)、ついに体罰騒動で退職。

 

愛知県教育委員会の調査によると、渡辺監督の

体罰は2008年~2012年度に33件あり、停職

4か月の懲戒処分となっています。

 

のちに県教委の担当者は

規定の異動サイクルはもっと短いが、実績のある方なので動かしにくい。

と説明。

 

渡辺正昭監督は

行き過ぎた指導を起こしたことは理由の如何いかんにかかわらず、申し訳なく思います。

充分に反省し、このような行為を二度と行わないことをお誓い致します。

と誓約書を書いていました。

 

この後、母校の日体大が助け舟を出したようで、

日体大の系列高校である日本体育大学荏原高等

学校(東京都大田区)の保健体育教諭に。

 

そして2015年から母校・日体大の駅伝部の指導

にあたっていました。

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豊川工業高校での体罰問題

愛知県教育委員会は、「豊川工業高体罰がある」

などの複数の情報が寄せられたため、学校に調査を

指示し、同校が生徒にアンケートなどを行った結果

体罰をしていたことがわかったということです。

 

判明した体罰は、

  • 2012年7月下旬、長野県での高地合宿の際、低血糖でふらついた男子部員の頬を両手で2回たたき、その際に手が耳に触れて、部員は鼓膜に全治約2週間のけがをした。

渡辺監督は

意識がもうろうとしていたのをはっきりさせようとした

と説明したとのこと。
(その後、たたかれた部員は精神的に不安定になって部活動から遠ざかり、9月に転校

    • 2012年10月、他の部員の前で数回の平手打ちを受けた女子部員学校に行けなくなり12月末に退学した。
    • 陸上部員10人に対し平手打ちや足蹴りなどの体罰があった。
    • 体罰が元で2012年以降、部員12名が転校や退学をしていた。
    • 『死に追い込んでやる』と怒鳴りながら部員を殴ったこともあった。
    • 複数回の体罰を受けたと申し出る部員も複数いた。
    • 部員の中から標的を選び、殴ったり蹴ったりしていた。
    • 欠席連絡の行き違いなどを理由に「学校に来られなくしてやる」と怒鳴られた部員もいた。
    • 十分以上殴られ鼻血を流す姿を目撃した生徒もいた。
    • 部員が殴られ、顔を腫らすことは珍しくなかった
    • 「監督は『平手打ちをした』と説明しているようだが、実際は、げんこつ。真実を話してほしい」と証言する生徒もいた。
    • 子どもへの体罰を知った保護者も「他の部員に迷惑を掛けないように」と我慢せざるを得ない状況があった。

 

渡辺監督は学校に対し

指導の一環で体罰ではない

と説明しますが、同校は体罰と判断し、県教委に

報告。

 

竹本校長は

すべてを体罰と思い県教委に報告した。
部員に理解されるような指導をするように教諭に言ったが十分伝わらず、反省している。

と述べていたようです。

 

県教委は当時、渡辺教諭を訓告処分としましたが、

事実を公表しませんでした。

 

新聞沙汰になった後、県教委は

体罰が繰り返されてしまったことは残念。保護者に丁寧に説明したい。

とし、学校側はそれに関する記者会見において、

(渡辺正昭監督は)教科指導も部活指導も生活指導も最高の人間

と称していたのです。

 

竹本校長は

あってはならないこと。反省したい。

と述べた上で、県教委にすぐに報告しなかった

ことについては

保護者や生徒の意向を優先させた。

と釈明。

 

保護者からは

駅伝の全国大会出場には監督の力が必要。

など、渡辺監督の続投を求める声がほとんどだった

というのです。

 

実際、豊川工業高校を強豪校に育て上げたことで、

PTA関係者からの評価は高く、指導継続を求める

署名が約38000人分も集められたのです。

 

この会見では、同校の男子バレー部顧問の男性教諭

が部員に平手打ちをしたほか、別の男性教諭が

教室で生徒に平手打ちをしていたことも明らかに

しました。

 

関係者の中には

校長や監督以外の教諭も体罰を知っていたはず。
強豪校の名誉を守りたかったのかもしれないが、学校の体制も問題。

部員や保護者が体罰を校長に訴えても、それを知った監督にまた部員が殴られることもあった。

と証言する人もいたそうです。

 

被害者の生徒にとっては、なんとも救われない

話です。

 

心にもかなりの傷を抱えてしまったことと思う

のですが、今回、世間に露わになったことで、

当時の学校や教育委員会の対応も問題だったと

きちんと検証されるべきでは?

「いじめ問題」も同じような気がします。

 

 

  • 『心と体を鍛える駅伝チームのつくり方 渡辺正昭監督(豊川工業高校)の指導に迫る』(指導・解説:渡辺正昭〈豊川工業高等学校陸上競技部監督[当時]〉、実技:愛知県立豊川工業高等学校陸上競技部、ジャパンライム、2004/4、DVD)
    という本も出ていたようですが、現在は売っているものは見つからず、国立国会図書館にはあるようです。

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学友会日本体育大学陸上競技部駅伝部門の歴史と体罰の下地

1925年(大正4年)に創部。

男子駅伝部は全国大学で最多の23回という大会

総合優勝を誇っています。

 

学生三大駅伝と呼ばれている出雲大会・全日本

駅伝・箱根駅伝の各駅伝大会では、駒澤大学と

同様に全国大学最多タイとなる計21回優勝。

 

全日本大学駅伝(11回優勝)では68回の区間賞

獲得記録を保持し、未だかつてその記録を超え

る大学はありません。

 

箱根駅伝では、65年間という長い年月の中で連続

65回出場(2013年時点)を果たしています。

 

しかし長らく低迷の時代を送っており、、2013年

に30年ぶり10度目の総合優勝はしたものの、連覇

がかかった2014年大会は3位に終わり、2015年は

15位と惨敗。

10位以内に与えられる翌年のシード権を逃しました。

 

就任16年目の別府健至駅伝監督(兵庫県出身、

1966年生まれ・52歳)は、指導力に定評もあった

のですが、学校側は2015年、日体荏原高教諭

渡辺正昭氏を後任の陸上脅威部駅伝部門総合監督

として迎えました。

 

その際には会見で

教科指導も部活指導も生活指導も最高の人間。

と持ち上げています。

 

体罰のことには触れず、豊川工業高校を駅伝の

強豪校に育てた実績を強調していたのです。

 

学生駅伝界では“名物指導者”として知られていた

渡辺監督は、「自主性と自由は違う」という信条

でもって部を治めていきます

 

特に前監督時代には特に無かった「生活管理」

徹底するように指示し、各自好きな時間に行って

いたバラバラの朝食時間を、練習後に統一してい

ました。

 

体罰とパワハラ

2018年7月末、駅伝部員から陸上部長に相談が

あり、部活動を統括する学友会などが調査。

 

部員5人と退部した部員1人から事情を聴取

した結果、足を蹴る、胸ぐらをつかむなどの行為

が複数回あったほか、人格を否定するような言動

が確認されたということです。

 

告発記事を載せたのはFRIDAY

 

小林聡君(仮名)の証言

もう、あの人の顔を見ることさえ耐えられないんです。
監督がいる以上、このチームで走り続けることはできません。
本当はもう一度、箱根駅伝を走りたかった。
できたら実業団で陸上を続けたかった。
でも、今では走ること自体が嫌いになってしまいました……。

出典:FRIDAY

と証言。


∴駅伝って、こんなにうるさいものだったんだ〜

小林君は、2018年の夏まで同大駅伝ブロックに

所属していた現役学生で、箱根駅伝にも出走して

いました。

 

将来も嘱望されていたほどなのですが、箱根への

思いを諦めなければならなかったのです。

渡辺監督の就任当初、前任監督との指導方針の違いにチームが動揺していました。
ですが、監督は『俺の考えについてこられないヤツはいらない』という態度でした。

何より選手たちのストレスになっていたのが“言葉の暴力“です。
ウチは毎日、朝5時から練習が始まるんですが、その瞬間から地獄が始まる。
走行中の列が少しでも乱れると、ペースを崩した選手を
『もう練習に来なくていい。部も辞めて、大学からいなくなれ!』と罵倒するんです。

それで練習参加を許されず、“干される“ヤツもいる。
たったそれだけで、本当に箱根への道が断たれるんです。
そんな極限の緊張が365日、4年間続くんです」(小林君)

出典:FRIDAY

 

  • 怪我をした選手は練習場の雑草抜きをすることになっていたが、その故障中の選手に向かって、「アイツ障害者じゃないか」と暴言。
  • 練習についていけなくなった学生に逆上し、伴走車から「ひき殺すぞ!」と罵り、直後に、その選手の脚を蹴る体罰。
  • 練習中に脱水症状になった同級生をかばった別の選手に対して「余計なことするな!」と大腿部に蹴りを入れて怪我を負わせた。
  • 小林聡君が部を辞めた日も、走行中に集団から遅れた同期がいたので『頑張れ』と背中を押したら、監督が『お前ら、何してるんだ。もう練習から離れろ!』と恫喝どうかつ
    「練習がキツいのなら我慢できても、それは人として間違っている」と思った小林聡君が『じゃあ、辞めます』とその場でグラウンドを後にしたところ、監督からマネージャー経由で『出て行くんだったら、荷物をまとめて寮から消えてくれ』と伝えられた。

 

2015年、チームの絶対的エースだった山中秀仁ひでと

選手(24)は渡辺監督と対立して確執がおき、

4年時に部を去ったそうです。

 

当時、山中選手は

監督のやり方について理解できなくてついて行く事ができませんでした。

とツイート。

 

 

佐藤剛志君(仮名)の証言

高校時代から渡辺監督の指導を受けて日体大

進学した佐藤剛志君(仮名)も、長年にわたる

監督のパワハラに耐えかねて陸上部を退部。

 

佐藤剛志君は大学に入ってから、走り込みが

原因で疲労骨折した時に『ざまぁみろ!』

怒鳴られたり、『お前はチームのがん細胞だ』

と罵(ののし)られたそうです。

 

それでも「箱根を走りたい。学費を出してくれて

いる親を裏切りたくない」と我慢をしましたが、

渡辺監督は彼を練習にすら参加させなかったの

でした。

 

佐藤君は陸上部を辞める前に

もう僕を走らせる気はないんですか。

と直談判したそうです。

 

渡辺監督は

最初からお前を走らせる気なんてない。練習も大会も出るな。

と平気な顔で告げたといい、目の前が真っ暗に

なったそうです

これまで、監督のせいで、部員が辞めていっている。
それなのに監督は知らん顔を決め込んでいるんです。

 

9月上旬、FRIDAYの記者は長野県内で合宿を

張っていた渡辺監督に直撃。

 

パワハラについて聞くと

へぇ~……。
いえ、まったくございません。
練習とか、いろんな指導はしてますけど。
叱咤激励も含めてね、はい。

 

暴行の写真や診断書も確認している、と伝えると

いやでも、(パワハラは)ないですから。

 

箱根を夢見た学生が退部するとというのは

よほどの理由があってのことでは?と聞くと

いや、僕は絶対に4年間、辞めさせずにやろうという方針でやっています。
ただ、いろいろな事情があるでしょ。
だから、そういう場合はしょうがないもんね。

などと、パワハラは認めなかったそう。

 

後日、日体大に質問状を送ったところ、

渡辺監督によるパワーハラスメントについては(FRIDAY直撃後の)9月3日付にて陸上競技部部長より報告があった。
今回のことが事実だとするならば、あってはならない事であり誠に遺憾である。

と回答が返ってきたそうです。

 

日体大は9月4日から7日までの4日間、

  • 学生支援センター所属の教職員が個別に駅伝部員5人及び元部員1人から、
  • 学友会所属の教員が渡辺監督から

聴取を行ったところ、「脚を蹴る」「胸ぐらを

つかむ」などの暴力行為や言葉の暴力が複数、

報告されたそうです。

 

ただし当の渡辺監督自身は自身の行為が体罰や

パワーハラスメントにあたるという認識がなか

ったため、学友会

渡辺正昭監督は体罰やパワハラに関する認識が乏しく学生指導の適性に欠ける。

として、解任が相当と判断。

 

渡辺監督は9月11日付で辞任願を提出したようで

すが、陸上部は受理せず、大学側は解任処分と

しました。

 

日体大は、

誠に残念ながら、報道にあるように、暴力行為等の事実が認定されました。

これを受け、学友会では、所定の手続きに則り、当該監督には厳正に対処したところです。

このような過ちを繰り返さないためにも、学友会において、更なる徹底を求めるとともに、本学教職員・学生に対して、継続して暴力行為等(体罰・ハラスメント等不適切な言動)禁止を啓発すべく、その研修に努めます。

と、具志堅幸司学長の名前でコメントを出して

います。

 

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「体罰」についての桑田真澄氏の見解

何年も前にやはり学校の運動部の「体罰」(まだ

「パワハラ」という言葉はありませんでした)が

問題になった時、巨人やメジャーリーグのパイレ

ーツで投手として活躍した野球解説者・指導者の

桑田真澄氏(50)が、体育会系の体罰について、

当たり前のように横行している現状はおかしいと

訴えていたことがありました。

 

今回調べてみたら、やはり訴え続けておられた

ようです。

2009年3月10日

気が付く

(略)

日本中、何百というチームを見てきたけど、
子供達を怒鳴り散らしている指導者ばかり。
怒鳴らないと理解してもらえないほど、私には指導力がないんですと、
周りに言っているようなもんだよね。
そんなことも、わからないのかね?
恥ずかしいというか、あまりにもひどすぎるよね。

(略)

少年時代、練習に行って殴られなかった日は無いくらい、怒られ殴られた。
朝から晩まで練習するのが当たり前の時代、
真夏でも水を飲めなかった時代だ。
耐え切れず、トイレの水や雨上がりにできた水溜りの水を飲んだ経験もある。
甲子園でプレーさせて頂き、ジャイアンツで、そしてメジャーでも投げさせて頂き、 
野球というものを、ある程度は、熟知していると思う。
そんな経験をしてきた僕が、今の日本の野球指導者にお願いしたいことです。
厳しい言い方かもしれないけど、
「気が付いてください」「気付いてください」よ。

(略)

出典:桑田真澄オフィシャルブログ

彼の出身校「PL学園』の野球部は、あまりに酷い

いじめや暴力問題で廃部になっています。

 

2020年東京オリンピックまでに、本当にこの

長く続いた、体育会系部活動における暴力や

体罰はなくなるでしょうか。

 

「強い部」にしてくれたコート・監督であれば、

親たちも「多少の体罰は必要」くらいに思って

いるのではないでしょうか。

 

この「根」は、日本の歴史くらい深いかもしれ

ません。

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まとめ

日本の「根性論」も長く続いていて、未だに

残っていると思います。

 

今、体育会系の協会の上層部にいる人たちは、

だいたい、そういう空気の中で育ってきた人たち

が多いでしょう。

 

どこかで「言ってわからない者には多少の体罰も

必要」という考えが染みついているひとが多い

と思うんです。

人はそう簡単には変われません。

 

若い人たちが声を上げ始めて、これからやっと

「悪しき習慣」が変わっていく段階にきたよう

に感じます。

 

#MeToo運動なんて、人類の歴史ぐらい続いて

いることにたいする運動ですもん。

先は長いけど、やっと始まったんです!

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